SASUKEの切込隊長が語るワールドカップへのプレッシャー「絶対にファイナルステージにいかなくては」 (4ページ目)

  • 大野智己●取材・文 text by Ohno Tomoki

――次代を担う選手に配慮......、今後のことも考えてと。

日置 はい。今回は、日本代表の3チーム目に"Legend"があって、長野誠さん、山田勝己さん、ケイン・コスギさんらのレジェンドが初めて日の丸を背負い出場しました。その方々が挑む姿を見せてくれなければ僕らもここにいなかったわけですし、チームレジェンドを結成してくれたことで、TBSさんからも今回のワールドカップがただの世界大会ではなく、28年間のSASUKEの歴史を集約した大会だという意思を感じました。僕らもそのなかの一部であることに誇りを持って、また未来に向けた恥じない姿を見せたいと戦いました。

――日置さん自身、今のワールドカップを通じ、新たなSASUKEの魅力を何か感じましたか。

日置 海外の大会に行った時は、そこまででもなかったんですけど、海外の選手はみんな、本当にSASUKEが好きなんだなって。国の威信をかけた真剣勝負にも関わらず、殺伐とした様子は一切なくて、出場選手全員がめちゃくちゃうれしそうなんですよ。心から日本に来たくて、日本のSASUKEをプレーし、日本のゴールボタンを押したいんだなって。しかも誰がミスをしようが、誰もがエールを送る。選手同士へのリスペクトを強く感じました。SASUKEに国境はない。この先、まだまだ世界中で新しいSASUKEの歴史をつくっていくんだろうなと実感しました。

【Profile】
日置将士(ひおき・まさし)
1981年6月5日生まれ、千葉県出身。身長169㎝、体重62㎏。28歳でSASUKEに初出場し、これまで16回出場。サードステージにも8回出場経験のある中心選手のひとり。常連選手のなかでは早い番号で登場するので"切り込み隊長"とも呼ばれる。

■森本裕介インタビュー SASUKEワールドカップを日本で開催 「サスケくん」森本裕介が海外勢を見て覚悟したこと >>

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