SASUKEの切込隊長が語るワールドカップへのプレッシャー「絶対にファイナルステージにいかなくては」 (3ページ目)

  • 大野智己●取材・文 text by Ohno Tomoki

【SASUKEの歴史を集約した大会】

――今回、日置さんはTEAM JAPAN Blue所属。2度の完全制覇を果たした漆原裕治さんほか、岩本照さん、渡邊麻衣さん、川口朋広さんらとともに、その錚々たる海外勢に対抗します。

日置 Blueのメンバーはそれぞれ実績があるし、個人的には完璧なチームだと思いましたね。最初は個が強すぎてまとまらないんじゃないかと思ったけど、10年以上の付き合いがある。言いたいことを言える間柄なのがよかったです。

――大会までの準備は?

日置 本番に近いセットを作っている仲間がいるので、そこで合同トレーニングをしました。チームワークが大事なので、少ない時間でも可能な限り集まって。また雰囲気づくりには終始気をつかいました。自分が足を引っ張っちゃいけないと思うと、萎縮して思いどおりのパフォーマンスができなかったりしますから。常にポジティブな言葉をかけ続け、それぞれが全員を鼓舞しました。
スタート地点に立つ日置。闘志がみなぎるスタート地点に立つ日置。闘志がみなぎるこの記事に関連する写真を見る――日本を背負うプレッシャーもありますよね。

日置 もちろん。くどいけどSASUKEはテレビ番組ですからね。絶対に日本チームがサード、ファイナルステージにいなくてはいけない(笑)。しかもこれまで世界大会で海外勢に勝ったためしがないにもかかわらずです。それも余計にプレッシャーがかかりました。

――チーム内での決め事などは?

日置 競技する順番に関しては事前にかなり話し合いました。チームに勢いをつけ、各メンバーが最も気分よくやれて、好結果を出せる形をとったつもりです。なかでも岩本照くん(Snow Man)は次代のSASUKEを担っていく選手。特に配慮しました。

3 / 4

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る