つば九郎の人生相談「行きつけの町中華が閉店してしまい、今後どこで羽を休めたらいいか不安」

  • 長谷川晶一●話し相手 text by Hasegawa Shoichi
  • 佐野美樹●撮影 photo by Sano Miki

第46回
自由奔放ながら多くのファンから愛されている東京ヤクルトスワローズのマスコット、つば九郎が読者の悩みに答える人生相談。様々な悩みに毒舌混じりのつば九郎節全開で、時にはズバッと時にはゆる~く答えていきます。

【お悩み】
行きつけの町中華が閉店してしまいました。おいしくて居心地がよくオアシスのようでしたが、店のおじさん、おばさんが高齢となり後継者もいないそうです。他の行きつけの店もみんな高齢で、いつなくなるか不安です。将来、どこで羽を休めたらいいのか、ベテラン渡り鳥のつば九郎に聞きたいです。(スターが1番/東京)

あじを ぬすめ!

つば九郎 あじがこいしいのなら、いまからでもおそくないので、みせのおじさん、おばさんにたのんであじをぬすめ! もしくは、あたらしいおみせをかいたくするために、このおじさん、おばさんのいきつけのおみせをおしえてもらえばいい。

――おいしい料理を出す店主ならば、プライベートで通うお店もおいしくて、雰囲気がいいオアシスの可能性がありますよね。

つば九郎 しんらいできるひとのおすすめをさんこうにするのは、いいほうほうだとおもうよ。でも、たしかにいきつけのおみせがなくなってしまうのはかなしいこと。とくに、ころなになってからは、とつぜんしめてしまうおみせもふえて、さびしいおもいをしているひともおおいはず。ようやく、ころなかがおちついておみせにいっても、もうなくなっているところもおおかったし。きーぷしていたぼとるは、どこにいったのかな?

――さて、質問者の「スターが1番」さんは、「将来、どこで羽を休めたらいいのか」とのご質問です。どうすればいいでしょうか?

つば九郎 いきつけのおみせがきえていくのは、ざんねんだけどしぜんのながれ。ならば、なじみのおみせがまだのこっているあいだに、あたらしいおみせをかいたくしよう。あたらしいおみせをみつけるのはめんどうかもしれないけど、それをたのしむようにまえむきなきもちをもってみては? あと、さいごにひとつだけつばくろうからのおねがいです。

――はい、どんなお願いでしょうか?

つば九郎 なじみのおみせがとつぜんなくなってしまうのは、とてもさびしいので、おみせをしめるときには、やめるまえにぜひおしえてほしいな。そうすれば、こころのじゅんびもできるし、さいごまでかよって、あじをぬすんで、おもいでもつくれるから。おみせのかた、よろしくおねがいします!

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