乃木坂46久保史緒里、楽天への熱い想い。念願の始球式で初体験したこと (3ページ目)
応援グッズを持って取材に来てくれた久保史緒里さん
――久保さんにとって本当に特別な場所なんですね。
「マウンドで感じたのは、スタジアムの広さでした。ピッチャーの方は、あの広さのなかチームメイトやファンの想いを背負って投げていると考えると、その緊張感はとてつもないものだと感じましたし、私だったら絶対に耐えられないなって。プロ野球選手のすごさを肌で感じることができました」
――そう考えると、昨年から務めるイメージキャラクターは久保さんにとって本当に名誉なことなのでしょうね。
「はい。光栄ですし、イーグルスさんには感謝しかありません。私はもちろんなのですが、なによりも家族が喜んでくれているのが一番うれしいです。父が唯一、私の仕事現場に来てくれたのが始球式だったので、やっと親孝行ができたなって」
――さて田中選手の加入など戦力が充実しつつある楽天ですが、久保さんの推し選手を教えてください。
「私はずっと茂木栄五郎選手のファンで、家族で応援させてもらっています。キャプテンになるときに『自分は背中で見せていくキャプテンになりたい』と、おっしゃっていたのが印象的でした。また昨年、サヨナラホームランを打ったとき(9月11日、日ハム戦)、試合後のインタビューでグラウンドの整備をなさっている方やユニフォームを洗ってくれている方たちに向けて感謝しているといったコメントを聞いて、プレーだけではなく気持ちの面でもキャプテンシーというか、誠実な姿勢が見えて改めて応援したいなと思いました」
――裏方さんを大事にする選手は、本当すばらしいですよね。では、注目している選手はいますか?
「そうですね。注目している選手は、2年目の武藤敦貴選手です。走攻守そろった外野手で、オープン戦ではアピールに成功して開幕一軍に選ばれました。石井一久監督やコーチからも期待の選手としてよく名前が挙がりますし、楽しみにしています。なにより私と同じ歳ということもあって、そういう選手が活躍してくれると、すごく刺激を受けるんです。黒川史陽(ふみや)選手もそうですが、気がついたら自分と同じ歳の選手がプロで頑張っていると思うと感慨深いものがありますし、活躍してほしいなって思うんです」
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