乃木坂46久保史緒里、楽天への熱い想い。念願の始球式で初体験したこと

  • 石塚隆●取材・文 text by Ishizuka Takashi
  • 猪岐沙矢佳●撮影 photo by Inomata Sayaka

嗚呼!すばらしき球団・クラブ愛 『ファン魂』
連載 第4回 乃木坂46 久保史緒里(楽天ゴールデンイーグルス)

 芸能人など著名な方々が、自身が好きなプロ野球球団やサッカークラブなどについての"愛"を語る連載『ファン魂(たま)』。

 第4回は、乃木坂46の3期生メンバーで、アイドルとしてはもちろん、ドラマ出演やモデルにも活躍の場を広げている久保史緒里さんが登場。子供の時から球場に通っていたという久保さんに東北楽天ゴールデンイーグルスについて熱く語ってもらった。

子供の頃から家族で球場に通っていたという久保史緒里さん子供の頃から家族で球場に通っていたという久保史緒里さん――地元、東北楽天ゴールデンイーグルスの試合はいつごろから見ていましたか?

「父は野球、母はソフトボールの経験者で元々野球好きの一家なので、私が4歳のときに地元の宮城県にイーグルスさんが創設されたときから家族全員で応援しています。小さいころからスタジアムに連れて行ってもらえるのが楽しみで仕方ありませんでした」

――当時の印象深い思い出は?

「幼稚園ぐらいのときリック・ショート選手(2006~2009年在籍)が客席に投げ入れたサインボールを父が獲ってくれて、それ以来リック選手のファンになったんです。すごくうれしかったのを覚えていますし、今でもそのボールは実家に飾ってあります(笑)」

――リック選手とはシブいですね。久保さんは球団の公式チアチーム『東北ゴールデンエンジェルス』のジュニアに所属していたと聞きました。

「観戦に行ったときエンジェルスさんの踊りを見て、母から『史緒里もあそこに行きなよ』って言われたんです。そのとき、ここに入れば私はチアダンスを学ぶことができて、なおかつ両親に野球を見させることができるなと思ったんです。家族にとっていい環境でしたし、気がついたら小学校3年生から中学校3年生まで、7年間も所属していました」

――じゃあ、ダンスや歌の基礎はエンジェルスで培われたということですね。

「まさにそのとおりです」

――すると2013年の日本一のときはエンジェルスだったわけですね。

「はい。12歳のときでした。ただ、日本一が決まる試合はチケットが取れず、家族と一緒にテレビ観戦していたんですけど、人生で初めて誰かが頑張る姿を見て感動して泣くってことを経験したんです。田中将大選手が最後、優勝を決めるマウンドに現れたとき、観客が登場曲の『あとひとつ』を合唱している映像を見ると今でも泣けます」

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