岡副麻希がアレジとゴクミの息子の対応力に驚き。現場で見た今季スーパーGT注目点 (3ページ目)

  • 川原田 剛●取材・文 text by Kawarada Tsuyoshi
  • 能登 直●撮影 photo by Noto Sunao(a presto)

 大嶋和也選手と山下健太選手が新たにコンビを組むTGR TEAM ENEOS ROOKIEも注目です。マシンはカラーリングがカッコいいし、ドライバーのラインアップも強力です。それから脇阪寿一監督が率いるTGR TEAM SARDも雰囲気はよさそうですし、この2チームも確実に優勝争いにからんできそうです。

 ニッサンのGT-R勢はコンビを組んで9年目となるNISMOの松田次生選手とロニー・クインタレッリ選手は、今年もやってくれそうです。それ以外のGT-R勢はテストではあまり目立っていませんでしたが、TEAM IMPULで平峰一貴選手のパートナーとなる松下信治選手は楽しみな存在です。

 松下選手は国際舞台に長く戦ってきた自信がドライビングに表れていて、物怖じしないというか、ルーキーとは思えない堂々とした走りをしていました。

 GT500では、去年のテストはスープラ勢が飛び抜けて速いという感想を持ちましたが、今年はNSX勢が全体的に底上げされ、仕上がりがよさそうだなと感じています。山本選手が所属するTEAM KUNIMITSUだけでなく、それ以外のチームも雰囲気がよかったですね。そこにスープラ勢とGT-R勢ではNISMOが僅差で続いているという印象でした。

 昨季の最終戦・富士は、山本選手のNSXと平川選手のスープラが激しいバトルを演じ、最終ラップの最終コーナーでタイトルが決着するという劇的な幕切れとなりました。今年の開幕戦・岡山では、TEAM KUNIMITSUのNSXとTGR TEAM KeePer TOM'Sのスープラのバトルの続きが見られるかもしれないと期待しています。

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