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どの作品を知っている? スポーツ映画のおすすめ5選 (4ページ目)

  • 折田千鶴子●構成 text by Orita Chizuko

デジタル配信中発売:ウォルト・ディズニー・ジャパン(C)2014 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC.デジタル配信中発売:ウォルト・ディズニー・ジャパン(C)2014 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC.『ドッジボール』(2004)

 ドッジボール競技を描いた、スーパー軽い映画(笑)。だって、そもそも大の大人がドッジボールを映画にしようなんて普通、思わないですよね。それにドッジのルールって、地域や学校によってちょっとずつ違うみたいで、この映画では、外野に出た選手はプレーには参加できず、内野が相手を一人当てれば、仲間の外野を一人戻せるというルール。

 物語は、ヴィンス・ヴォーン扮する主人公が、自分の経営する寂れたスポーツジムを買収から守るため、30日以内に5万ドルが必要――というところから始まる。そのお金を稼ぐためにドッジボールの大会に出ることになるんだけど、そもそも賞金が安い大会に出るって......とツッコミどころ満載。

 ヴィンスに"小男のカッコつけ"とバカにされている大手ライバル店のベン・スティラーのジムも大会に出ることに。ヴィンスのチームも、なぜか発注間違いして、当日に届いたユニフォームがSMの女王様のコスチューム(笑)。もう仕方ないからそれを着て大会に出る、という、本当に小ネタまでくだらなくて。

 そこまでくだらないのに、肝心のドッジのシーンは、結構ガチなんです。球がドカッと来て、かなり痛そう。音は後からつけているけれど、当時はまだVFXじゃないから、あれはガチだと思います。スポーツ映画って実話か原作ものがほとんどの中、こうした完全なるフィクションという本作は貴重。お正月のホリデーシーズン、一本は何も考えずに大笑いしながら、子ども心を取り戻して楽しんでほしい作品。

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