内田真礼が語るホークス愛。あの「事件」の反響の大きさにビックリ (2ページ目)

  • photo by Inomata Sayaka


ーー いよいよ野球の話を聞かせてください。ホークスファンになったのはいつからですか。

「ダイエーホークスの時から試合は見ていました。もともと家族が野球を見る家で祖父が巨人ファン。家では巨人戦がずっと流れていました。

 あの頃、高橋由伸さんや二岡智宏さんとかが活躍されている姿を見ていましたね。その後、私が中学生くらいの時に何で見たかは覚えていないんですけど、ホークスで活躍されていた新垣渚さん(現・球団職員)を見て、ファンになったんです。

 最初はホークスが大好きというよりかは、新垣さんが好きという感じでした。ただ、好きになったんだけど、自分が声優を目指し始めてからはそちらに集中していたので、野球からは少し離れていた時期もあったんです。

 でも、周りに野球好きな人が多かったし、声優になってから2016年の夏に仕事で福岡に行く機会があったんです。その時にドームで初めてホークス戦を見て、こんなに面白いんだって思ってから改めてハマりました。

 それから『パ・リーグTV』に入り、毎日ホークスの試合をチェックし、気づけば箱推しになって。休みの日には福岡に行ったり、他の球場にも足を運んで応援しています」

ーー なぜ新垣選手だったんでしょう。

「なんかツボに入ったんですよ。すごいスピードボールを投げていたし、投球が力強かったけど、コントロールはあまり良くなかったじゃないですか。暴投もあったりして。

 でも、そういうところがお茶目と言ったらおかしいですけど、完璧じゃなくて少しツッコみどころがあって。当時、『なんくる渚!!』 っていうブログもやられていて、そういう親しみやすさに惹かれました」

ーー その新垣さんは、2018年の9月8日に内田さんがヤフオクドームでセレモニアルピッチに登場した時に捕手を務めていましたね。

「セレモニアルピッチのことを初めて聞いた時は、"私でいいんですか?"という思いもあったんです。福岡にはワクワクして行ったのを覚えています。タカガールとしては本当にうれしい体験でした。新垣さんが捕手を務めてくださり、現役時代と同じ背番号18のユニフォームも着させていただいて、今でも家に飾っています。

 事前の練習では、新垣さんと東浜巨投手に投げ方を教えていただきました。ブルペンでは投球練習も見学させてもらったんですよ。ただ、本番が確かツーバンかスリーバンしたかと思うんですけど、それが悔しかったですね。

 私、東京で練習していたんです。神宮のバッティングーセンターで。でも、普段全く肩の筋肉を使っていない人が、無茶したら、あまりよくないじゃないですか。じつは福岡に出発する前にちょっと炎症を起こしちゃって、当日には少し痛みがあったんです。だから練習で20球ぐらい投げただけで肩が熱くなってきちゃって。本番では頑張ったんですけど、ノーバンは難しかったですね」

ーー 内田さんと言えば、福田秀平選手(現・千葉ロッテマリーンズ)との有名なエピソードもあります。

「あれですね(笑)。私がTOKYO MXのお仕事で甲斐拓也選手のインタビューをしている時に、福田選手が画面に映り込んじゃって、私と甲斐さんのほうを見ながら歩いていたら防球ネットにぶつかっちゃった"事件"ですよね。

 あれ、後ろで起こった出来事だったので、私は見えなかったんですけど、周りのスタッフさんは"映るからダメダメ"ってジェスチャーをしていたんです。そしたら、ダーンってぶつかっちゃって」

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