スタイルよし、泳ぎよし。
日本の女子平泳ぎに好キャラが揃ってきた (4ページ目)
こう話す渡部は、15年世界選手権に出場し、200m平泳ぎを優勝したことで、翌年のリオデジャネイロ五輪の早期代表内定を決めた。だが、そのプレッシャーもあったのか、五輪本番では準決勝敗退に終わっている。続く17年の世界選手権代表も逃す苦しさも味わった。そうした挫折を乗り越えての代表復帰は、精神面でも一回り成長したことを示す。
リオ五輪では金藤が金メダルを獲得したが、昨年の世界選手権では決勝進出者ゼロという結果になった女子200m平泳ぎ。日本が浮上するためには青木の成長とともに、渡部の復活も欠かせないものだ。その足掛かりを今大会で掴んだことは間違いない。
さらに望むとすれば、今井月(るな/豊川高)など次世代の成長だ。それは来月のジャパンオープンに期待したい。
4 / 4