【駅伝】東大大学院在学中の「二刀流」ルーキーも加入 創部2年目のMABP、ニューイヤー駅伝連続出場に向けた選手たちの現在地 (2ページ目)
【ホクレンで2年連続PB更新】
中央大時代、やはり競争の激しさから箱根を走れなかった山平は、今季のトラックシーズンの最大の目標として、6月の日本選手権5000mでの決勝進出と入賞を掲げていた。春先から順調に練習を積み重ねてきたが、途中で貧血による体調不良となってしまった。
「疲労のせいか、風邪みたいな症状が出てしまいました。ただ、日本選手権の直前の菅平高原での合宿ではある程度うまく調整ができたので、スタートラインに立った時は予選突破をするつもりでした」
しかし、結果は14分06秒33で組23位。昨年に続いて決勝に進めなかった。
「自分の力は60%ぐらいしか発揮できなかったです。ただ、そもそも自分の状態が万全だったとしても、予選通過できるかどうかわからないほどレースのレベルが高く、13分30秒を切らないと厳しかった。しっかりと調子を合わせなければ、勝負にならないと痛感しました」
とはいえ、すぐに気持ちを切り替えることができた。ホクレンの網走大会で5000mのPBを更新するという、もうひとつの目標があったからだ。また、貧血の症状改善のために鉄剤を飲み続けていたが、その効果も見えはじめ、体が回復してきた。事前の合宿も順調に練習メニューをこなし、「ある程度はタイムを狙えるな」という状態まで上がった。
「直前に(チームメイトの)中川や栗原(直央)がPBを出していて、自分は彼らよりも練習ができていたので、もっといけるだろうと思っていました(笑)」
山平にとってホクレンは相性のいい大会だった。大学2年時には組トップを取り、3年時には5000mでPBを出した。昨年も深川大会の5000mで13分33秒85のPBをマークしており、今回も自信を持ってスタートした。
「3000m通過時点で、今日はいけそうだなと思いました。でも、ラスト2周からはかなりきつくて、ラスト1周は全然上がらず、太ももがパンパンでいっぱいいっぱいでした。それでも、1秒(※1秒78)でもPBを更新できたのはよかったです」
最後まで粘りの力走を見せ、13分32秒07のPBをマークした。
「2年連続でPBを出せたのは、練習の成果です。ポイント練習の内容は昨年とそれほど変えていませんが、今年はジョグや坂道ダッシュ、峠走で心肺や筋力を鍛え、また、休む時はしっかり休むなどメリハリをつけてやってきました。それがよかったと思います」
秋からの駅伝シーズンに向け、山平にはエースとしての自覚と、それにふさわしい走りが求められる。
「自分で言うのもなんですけど、昨年の東日本実業団対抗駅伝は1区で自分が(区間4位で)いい流れをつくることができたので、一番貢献したかなと思っています(笑)。今年も自分が引っ張っていく覚悟ですし、区間賞争いをするなかでの区間3位以内を目標にしています。そして、ニューイヤー駅伝でもしっかりと結果を出したいですね。昨年は区間最下位(3区で区間40位)でしたが、今年は10位以内が目標です。そのために夏にしっかり準備したいと思います」
2 / 4


