初マラソンで好走し、MGC出場権を一発で獲得した新星・合田椋が意識する「トラックのスピードを、いかにマラソンに生かすか」 (2ページ目)
【スピードをベースにマラソンの脚をつくる】
レースは第2集団で落ち着いて走ることができた。30km過ぎに前方から有力選手がこぼれてきた。合田はまだ余裕があったので「いけるかも」と思った。35kmを過ぎてもまだまだ脚は動いていたので、「これはいける」と確信し、ラストのスイッチを入れた。合田は順位もわからないままゴールした。
「順位(総合10位、日本人6位)もタイム(2時間06分51秒)もよくわかっていなかったので、ゴールした時のガッツポーズも控えめになってしまいました(笑)。2時間06分台を出せたのは、めちゃくちゃ驚きました。満足いく練習ができていなかったですし、マラソンの適性があるのかもわからなかったので。MGC出場権を獲れたこと以上にうれしかったのは、自分はマラソンでも勝負できるんだということがわかったことです」
これから来年10月のMGCに向けての準備を進めることになるが、合田は今回の大阪マラソンまでのプロセスを踏襲するつもりだという。
「(10月開催なので)暑くなる可能性があります。自分は暑いなかでのレースがあまり得意ではないので、その対策はしっかりやっていきたいと思います。夏のマラソンへの出場も考えたのですが、その後のレースに影響が出ている選手も見てきたので、違うアプローチでいこうかなと。
まずはスピードを強化して、レースペースでの余裕度を上げていければと考えています。今のマラソンはどんどん高速化しているので、距離を踏むだけの練習では対応できないでしょうし、そういう練習は自分に合っていない。ハーフと10000mのスピードをベースにマラソンの脚をつくっていきたいと思っています」
MGCには、安川電機のチームメイトである古賀淳紫もすでに出場権を獲得している。前回2023年のMGCにも出場した"たたき上げ"の先輩から学ぶことは多い。
「古賀さんよりも質の高い練習をしないといけない、練習量も多くこなしていかないといけないとか、意識する部分がたくさんあります。本当に頼もしい先輩で、自分の初マラソンの大阪でもカーボローディング(レース当日までのエネルギー補給)のやり方とか、前日の水分の摂り方とか、いろいろなことを教えていただいて、それが結果につながりました」
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