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【箱根駅伝2026】識者がトップ10を予想 「5強」による優勝争いの行方、シード権争いを強いられそうな大学は? (3ページ目)

 中大も強い。夏にスピードから距離を踏むスタイルに転換した成果が、全日本2位という結果に結びつき、MARCH対抗戦、八王子ロングディスタンスでの自己ベスト更新ラッシュにつながった。山が不安だが、少し差をつけられるのは織り込み済み。吉居駿恭(4年)、溜池一太(4年)、本間颯(3年)らが平地区間で貯金を作ることができれば、優勝が見えてくるだろう。

 青学大は、黒田朝日(4年)という"モンスター"がおり、チームとしても例年同様に万全に仕上げてくるだろう。ただ、今回は箱根で未知数な選手が多く、前回のような圧倒的な強さは感じられない。山についても、原晋監督は自信を見せていたが、前回の若林宏樹(当時4年)、野村昭夢(同4年)ほどのインパクトはない。それでも青学大の場合は、「こんな選手がいたのか!」と好走する選手が出てくるだけに目が離せない。

 早稲田大は、5区の工藤慎作(3年)の存在が大きい。工藤が山に控えていることで、1区から4区までの選手に精神的な余裕を与えられる。往路を優勝、もしくはトップの背中が見えるところで終えられれば、その勢いで復路も十分に戦えるはずだ。

 國學院大は、駒はそろっているものの、流れを変えられるゲームチェンジャーがいないので、1区から取りこぼすことなく上位でレースを進めたい。

 創価大は、スティーブン・ムチーニや小池莉希ら3年生がどれだけチームを牽引できるかで、展開が大きく変わってくるだろう。

(後編:混戦模様のレースは識者の予想もさまざま 第102回にして初優勝の大学が出る展開も?>>)

著者プロフィール

  • 折山淑美

    折山淑美 (おりやま・としみ)

    スポーツジャーナリスト。1953年、長野県生まれ。1992年のバルセロナ大会から五輪取材を始め、夏季・冬季ともに多数の大会をリポートしている。フィギュアスケート取材は1994年リレハンメル五輪からスタートし、2010年代はシニアデビュー後の羽生結弦の歩みを丹念に追う。

  • 佐藤俊

    佐藤俊 (さとう・しゅん)

    1963年北海道生まれ。青山学院大学経営学部卒業後、出版社を経て1993年にフリーランスに転向。現在は陸上(駅伝)、サッカー、卓球などさまざまなスポーツや、伝統芸能など幅広い分野を取材し、雑誌、WEB、新聞などに寄稿している。「宮本恒靖 学ぶ人」(文藝春秋)、「箱根0区を駆ける者たち」(幻冬舎)、「箱根奪取」(集英社)、「箱根5区」(徳間書店)など著書多数。近著に「箱根2区」(徳間書店)。

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