【全日本大学駅伝】國學院大、駒澤大、青学大の"3強対決"が有力 創価大、中央大なども虎視眈々 (4ページ目)

  • 酒井政人●取材・文 text by Sakai Masato

【関東勢以外の注目チームは?】

3年ぶりの出場となる京産大は中村(写真)、小嶋らで関東勢に食らいつく photo by SportsPressJP/AFLO3年ぶりの出場となる京産大は中村(写真)、小嶋らで関東勢に食らいつく photo by SportsPressJP/AFLO
 関東勢以外では、最多49回目の出場となる京都産業大に注目したい。4年ぶりに参戦した出雲駅伝は5000mで13分51秒50を持つ1区・中村光稀(4年)が8位と好発進。日本インカレ10000mで日本人トップに輝いた小嶋郁依斗(4年)が3区で区間5位と健闘して、12位に食い込んだ。全日本は3年ぶりの出場となるが、エース小嶋は「長距離区間で区間3位以内が目標です」と打倒・関東に燃えている。

 ほかにも関西学連選考会をトップで通過した関西大、地元を走る皇學館大、中国四国地区を勝ち抜き、初出場する岡山大が伊勢路を彩る。

 また日本学連選抜には箱根駅伝6区で区間賞を獲得している武田和馬(法政大4年)、10000m28分11秒20の片川祐大(亜細亜大4年)、同28分29秒16の金子佑太朗(筑波大4年)という有力ランナーが選出されている。オーダー次第では前半区間で上位争いに加わりそうだ。

 レース当日、三重県伊勢市は気温が20度を超える予報になっている。10月19日の箱根駅伝予選会は"酷暑"に苦しんだチームが続出したように、天候次第では終盤のロング区間(7、8区)で順位が大きく変動する。優勝争いだけでなく、シード権(8位以内)をめぐる戦いも最後まで目が離せない。

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