「箱根駅伝本番直前に重要区間から外された」青学大・下田裕太 それでも初出場で8区区間賞が獲れたワケ
2024年パリ五輪のマラソン日本代表の座を狙う、箱根駅伝に出場した選手たちへのインタビュー。当時のエピソードやパリ五輪に向けての意気込み、"箱根"での経験が今の走り、人生にどう影響を与えているのかを聞いていく。
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パリ五輪を目指す、元・箱根駅伝の選手たち
~HAKONE to PARIS~
第19回・下田裕太(青山学院大学―GMO)前編
下田裕太は箱根で3年連続で8区区間賞を獲得したこの記事に関連する写真を見る
青学大時代、下田裕太は田村和希(住友電工)と並び、ダブルエースと称され、大学駅伝3冠(2016年度)、箱根駅伝4連覇に貢献した。復路8区の下田の存在は、他大学に大きなプレッシャーを与え、青学大にとっては8区が勝負の決め所になっていた。大学2年には東京マラソンを走り、結果を出した。卒業後はマラソンでの大成を期待されたが、一時は陸上から離れることを考えるほど精神的に追い込まれた。ドン底から這い上がり、マラソン界や陸上界を変えていくことをモチベーションにして、下田は秋のMGCに挑戦する――。
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プロフィール
佐藤 俊 (さとう・しゅん)
1963年北海道生まれ。青山学院大学経営学部卒業後、出版社を経て1993年にフリーランスに転向。現在は陸上(駅伝)、サッカー、卓球などさまざまなスポーツや、伝統芸能など幅広い分野を取材し、雑誌、WEB、新聞などに寄稿している。「宮本恒靖 学ぶ人」(文藝春秋)、「箱根0区を駆ける者たち」(幻冬舎)、「箱根奪取」(集英社)など著書多数。