今季の学生駅伝で注目すべき10人のランナー。田澤廉、三浦龍司ら各大学のエースの状態は? (5ページ目)

  • 酒井政人●文 text by Sakai Masato
  • photo by Kyodo News、AFLO

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(たんしょ・けん/東京国際大/4年)

 1、2年時の箱根駅伝は1区を担い、区間13位と同14位。昨季は5000m13分46秒17、10000m28分19秒17の自己ベストをマークすると、9月の日本インカレ5000mで3位に食い込んだ。

 そして駅伝シーズンで快走を連発する。出雲は3区でトップを奪って、チームに初栄冠をもたらした。全日本は故障明けのため6区にまわったが、区間賞・区間新。箱根は3区で区間歴代2位(日本人最高)の1時間0分55秒で区間賞に輝いた。今季は故障が続き、出遅れていたが、7月のホクレン・ディスタンスチャレンジ網走大会10000mを28分01秒24の自己ベストで走破。アグレッシブな走りが持ち味で、最後の箱根は地元を走る2区で勝負したい気持ちが強い。箱根2区と3区で区間記録を保持するイェゴン・ヴィンセント(4年)と丹所のWエースは破壊力十分。「三大駅伝優勝」というチーム目標に向けて突っ走る。

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