今季の学生駅伝で注目すべき10人のランナー。田澤廉、三浦龍司ら各大学のエースの状態は? (3ページ目)

  • 酒井政人●文 text by Sakai Masato
  • photo by Kyodo News、AFLO

この記事に関連する写真を見る近藤幸太郎
(こんどう・こうたろう/青山学院大/4年)

 豊川工高時代は全国大会で目立つ活躍はなかったが、青学大では2年時からレギュラーを確保。全日本2区は区間13位に沈むも、箱根は7区を区間3位と好走した。昨季は4月に10000mで青学大記録の28分10秒50をマークすると、9月の日本インカレ5000mで優勝。学生駅伝はエースとして活躍した。

 出雲1区で区間賞を獲得して、全日本7区は駒澤大・田澤廉と18秒差の区間2位。箱根2区は田澤との差を56秒で食い止めて、チームの総合優勝に貢献した。今季は度重なるケガ(箱根後に左踵を疲労骨折、5月に左アキレス腱を負傷)の影響で出遅れていたが、9月中旬の日本インカレ5000mを13分50秒37で連覇。9月24日の絆記録挑戦会5000mで日本人トップとなる13分43秒07をマークするなど、調子を上げている。箱根王者・アオガクを「駅伝3冠」に導けるか。

3 / 10

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る