箱根駅伝のシード校は「2強」以外も上位を狙える。全10大学の戦力をチェック!

  • 酒井政人●文 text by Sakai Masato
  • photo by Kyodo News

【順天堂大学】
三浦のスピードだけでなく、高い総合力を誇る

 前回の7位メンバーが8人残っており、今季はトラックシーズンから目覚ましい活躍を見せた。特に三浦龍司(2年)は東京五輪の男子3000m障害で、7位入賞の快挙を達成。予選では、自身が持つ日本記録を6秒以上も更新する8分09秒92を叩き出した。その三浦が欠場した出雲駅伝は10位に終わったが、エースが復帰した全日本大学駅伝は3位に食い込んでいる。

 全日本2区で区間賞を獲得した三浦は、1区(前回10位)でのリベンジを熱望。2区は前回(区間10位)も務めた野村優作(3年)と、全日本8区で活躍した四釜峻佑(しかま・しゅんすけ/3年)が候補に挙がる。10000mでチーム最速の28分06秒26を持つ伊豫田達弥(いよだ・たつや/3年)は前回区間5位と好走した3区が有力か。4区(区間5位)に石井一希(2年)、5区(区間13位)にも津田将希(4年)という経験者が残っている。

 一方、起伏に強い四釜は山を希望しており、どんなオーダーで勝負するのか。さらに平駿介(3年)が出雲2区で区間2位、全日本で1区を務めるなど主力に成長した。復路の後半区間は主将・牧瀬圭斗、近藤亮太、吉岡智輝ら4年生が軸となる。8区を2年連続で担っている西澤侑真(3年)もエントリーに間に合い、虎視眈々と15年ぶりの総合優勝を狙っている。

【帝京大学】
3区候補の遠藤と5区候補の細谷に注目!

 前回は4年連続シードとなる8位に入った。今季は出雲駅伝で8位。「3位以内」を狙った全日本大学駅伝は13位に沈み、チームは危機感を持っている。

 箱根駅伝では前回出場した5人の4年生が主力になる。なかでも攻撃起点となるのが3区で日本人最高記録を持つ遠藤大地と、前回5区で区間賞を獲得した細谷翔馬だ。1区と2区は不安だが、前回4区(区間9位)の中村風馬、同7区(区間10位)の寺嶌渓一、同9区(区間3位)の主将・橋本尚斗の4年生トリオが主要区間を担うことになるだろう。

 他にも10000m28分台の森田瑛介(4年)、小野隆一朗(2年)、西脇翔太(2年)、福島渉太(1年)らが控えており、復路の戦力は充実している。スタートダッシュが決まれば、目標の「往路優勝」と「総合3位」に近づけるだろう。

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