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今季の大学駅伝で注目のランナー10人。駒澤大の田澤廉、青学大の「新エース」などの状態は? (3ページ目)

  • 酒井政人●文 text by Sakai Masato
  • photo by Kyodo News、AFLO SPORTS

この記事に関連する写真を見る嶋津雄大
(しまづ・ゆうだい/創価大/4年)

 暗くなると目が見えにくくなる「網膜色素変性症」という難病を抱えながら、大学で急成長。2年時の箱根は10区で区間賞(区間新)を獲得し、創価大に初めて「シード権」をもたらしただけでなく、区間賞を獲得した選手のなかで唯一ナイキ以外のシューズ(ミズノ)を履いていたことでも注目を浴びた。今年の箱根は4区を任されると、区間2位(日本人トップ)の快走でトップを奪取。創価大の往路初優勝、総合2位に大きく貢献した。

 今季は10000mで28分34秒40の自己ベストをマーク。9月の日本インカレでは10000mで6位(日本人2位)に食い込んだ。初出場となる出雲ではアンカーを、箱根は復路のエース区間である9区を熱望しているが、"ドラマを巻き起こす男"が今季も学生駅伝を盛り上げるだろう。

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