出雲駅伝中止で箱根予選会は?立教大・上野監督「1年生の救済処置を」 (5ページ目)

  • 佐藤俊●文 text by Sato Shun
  • photo by Nagase Tomoya/PHOTO KISHIMOTO

 箱根予選会で上位10校に入ることは重要だが、その前に予選会に出られなければ箱根すら見えてこない。関東学生陸上競技連盟はコロナ禍の影響で難しい選択を迫られるが、無観客でトラックでの1万mの記録会を催すことは不可能ではないはずだ。すでにホクレンや東京都をはじめ、各都道府県で大会は開催されている。

 箱根駅伝出場を目指す大学は、この予選会突破にすべてを賭けて、チームを動かしている。10月17日の箱根予選会のレギュレーションの発表を早く求めているのは、上野監督だけではないだろう。

「ただその前に、うちはまだ層が薄いので全体的にチームのスキルアップを図らなければならない。チームを強くするために何が必要かとよく聞かれるのですが、僕は"ひたむきさ"だと思っています。長距離は急には強くならないので、この夏はひたむきに努力して地力をつけていきたいですね」

 箱根予選会の動向を睨みながら、立教大は夏合宿に入った。

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