競歩は東京五輪で複数メダルの可能性大。代表争いはさらに激化! (2ページ目)

  • 折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi
  • photo by Naoki Morita/AFLO SPOR

 ところが9km手前からカールストロームが遅れ出し、優勝は山西と高橋英輝(えいき/富士通)、世界選手権6位の池田向希(東洋大)の3人に絞られた。その後、11kmから山西がペースを一気に3分40秒に上げてふたりを突き放し、2位の高橋には10秒差をつけた。

「英輝さんに警告カードが2枚出ていたタイミング(今回から警告カード3枚で、2分間ペナルティゾーンで待機して再スタート。4枚目で失格)だったことと、池田がしんどそうだったので、1回仕掛けてみてもいいかなと思ってチャレンジしました」

 後に、この時点での高橋の警告カードは1枚のみで、2枚だったのは掲示の誤りだったことが判明したが、東京五輪代表を狙う高橋も気持ちを切らさず、3分50秒台のペースに落ちた山西を追いかけ、山西の動きが少し硬くなった14km過ぎには追いついてきた。

 これで6連覇と五輪内定を狙う高橋と山西の一騎打ちになった。

「15km前後では苦しかったタイミングがあって、ペースを上げた反動で動きが固まりつつあった。そこで仕切り直す必要もあるかなと思ったので、英輝さんが追いついてくれたタイミングで後ろにつかせてもらい、整えさせてもらったという感じです」

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