2018.01.07

敗れた東海大で光った6区・8区は、
次こそ箱根初優勝の布石となるか

  • 佐藤 俊●文・写真 text by Sato Shun  photo by YUTAKA/AFLO SPORT

山下り6区で快走を見せた東海大・中島怜利東海大・駅伝戦記  第21回

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 箱根駅伝、総合5位に終わった東海大学。

 出雲駅伝優勝、全日本大学駅伝2位と結果を出し、箱根は初優勝を狙えるだけのメンバーが揃っていた。だが、往路が不発に終わり、まさかの9位。トップの東洋大学とは5分40秒、2位の青山学院大学にも5分の差をつけられ、総合優勝の芽はあっけなく潰(つい)えてしまった。

 両角速(もろずみ はやし)監督も「お手上げ」の状況で、あとは復路でどのくらい巻き返せるかというところにフォーカスするしかなかった。

 その復路で今後を期待させる選手がいた。

 6区の中島怜利(れいり/2年)と8区の館澤亨次(2年)である。 

 中島と館澤はそれぞれ区間2位という走りを見せ、高い走力を示した。また、この6区、8区の要所は、青学大では小野田勇次(3年)と下田裕太(4年)が走り、必勝パターンになっていたのだが、中島と舘澤はそれと同じ存在になり得ることも証明したのである。 

 中島はスタート前、「とにかく流れをつくる」ことを意識したという。

「昨年は15位で流れがよくない中でのスタートだったんですが、今回も同じ感じでのスタートでした。でも、1分圏内に5チームいたので、自分がいけば、力のある選手が後ろにいる。とにかく自分がいって、いい流れを作ろうと思っていました」