2016.12.31

明暗分かれた「山の神」たち。
3代目・神野はニューイヤー駅伝で輝けるか

  • 酒井政人●文 text by Sakai Masato
  • photo by AFLO

 元日に群馬県で行なわれるニューイヤー駅伝(全日本実業団駅伝)。今回も服部勇馬(トヨタ自動車)、戸田雅稀(日清食品グループ)など楽しみなルーキーたちが登場する。その中で最も注目を集めているのは、箱根駅伝5区で大活躍した神野大地(コニカミノルタ)だろう。

今年3月に青学大を卒業し、ニューイヤー駅伝デビューを迎える神野大地

 箱根駅伝は第82回大会(06年)から前回の第92回大会まで5区が最長区間だったこともあり、山で多くのドラマが生まれた。その5区でヒーローとなったのが、順天堂大・今井正人(現・トヨタ自動車九州)、東洋大・柏原竜二(現・富士通)、そして、青山学院大・神野大地。その圧倒的な走りから「山の神」と呼ばれたクライマーたちだ。

 今井は5区を3年連続で走り、合計20人をごぼう抜き。柏原は4分から5分近い大差をひとりでひっくり返して、区間記録を3度も塗り替えた。神野は、そんな衝撃的な快走を連発した柏原を上回るタイムで走破して、青学大の箱根2連覇に大きく貢献した。