【月報・青学陸上部】まずは出雲駅伝へ、選手たちのギアが上がった

  • 佐藤 俊●文 text by Sato Shun  photo by AFLO

極私的! 月報・青学陸上部 第8回

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調子を上げてきた田村和希。写真は今年1月の箱根駅伝の表彰式調子を上げてきた田村和希。写真は今年1月の箱根駅伝の表彰式 日本学生陸上競技対抗選手権大会。

 男子5000mにエントリーしている一色恭志(4年)、茂木亮太(4年)、田村和希(3年)が午後4時過ぎに熊谷スポーツ文化公園陸上競技場に到着した。

 この日の午前中、夏季選抜・御嶽合宿を打ち上げた選手たちが相模原キャンパスの練習場で3000mの学内TT(タイムトライアル)に挑んだ。2年の梶谷瑠哉(2年)がトップとなり、安藤悠哉(4年)、下田裕太(3年)とつづき、1年の鈴木塁人(たかと)も4位になるなど、原晋監督は期待する若手と主力が結果を出したことに対し、「疲れがピークの中、よく走れていた」と満足そうな表情を見せた。また、全日本インカレに出場の3人については「3人とも調子がいいし、いい勝負できるんじゃないかな」と、レースでの快走に加えて、上位独占も期待していた。

 原監督の言葉通り、3人は順調に夏季合宿を越えてきた。

 一色は来年所属予定のGMOアスリーツの北海道合宿に参加した。花田勝彦監督のもと、実業団の選手とかなりの距離を走るなど充実した合宿を過ごし、御嶽合宿には後半から参加した。レースでは関東インカレ2部5000m優勝、日本選手権5000mでは4位に入るなど、ずっと好調を維持。この日のレースを楽しみにしていた。

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