【続・東京マラソンへの道】中島彩「湘南国際マラソンのお・も・て・な・し」

  • 中島彩●文・写真 text & photo by Nakajima Aya

市民ランナー・中島彩の「続・東京マラソンへの道」

 みなさん、こんにちは! 『走るフリーアナウンサー』の中島彩です。11月3日、私は「第8回湘南国際マラソン」に参加してきました。毎年多くの人が訪れる大磯ロングビーチ、サザンオールスターズにあやかって改名されたサザンビーチちがさき(旧・茅ヶ崎海水浴場)、そしてデートコースとして有名な江の島と、潮風を感じながら名所を走る人気の大会です。今回は、そんなビーチサイドを走った思い出を振り返ります。題して、「RUN×湘南国際マラソン」。フルマラソン部門に参加した私は、マイペースに走って湘南を満喫してきましたよ!

2週続けてフルマラソンに挑戦。6時間かけて完走してきましたよ!2週続けてフルマラソンに挑戦。6時間かけて完走してきましたよ!☆給食のバリエーションにビックリ!

 大会当日、会場の大磯ロングビーチは、約2万人のランナーたちで溢れ返っていました。湘南国際マラソンは、大磯から江の島まで走り、折り返して大磯へと戻る絶景の海沿いコースです。完走のポイントは、8つの関門をクリアし、制限時間の6時間半以内にゴールすること。急な坂道が少ないため、好タイムが出るとウワサの大会です。しかし、私は大阪マラソンを走った(「54歳の母と大阪マラソンを完走!」参照)1週間後ということもあり、「無理せず楽しむ」ことを念頭に置いて走りました。ウェアやシューズを大好きなピンクで統一し、気分は完全にファンラン(FUN RUN)モード! 「6時間半、目一杯使って、誰よりも楽しく走るぞ!」と思いながらスタートを切りました!

 この日のスタンスは「楽しく走る」ということなので、特に「給水給食エリア」を満喫しようと思いました。そして実際、走ってみると、今まで参加してきた大会の中で、今回の湘南国際マラソンが最もグルメな大会だったように思います(イベント重視の「グルメマラソン」などは別として)。アンパンやチョコ、バナナといった「お馴染みマラソン給食」だけでなく、塩キュウリや駄菓子など、実にバリエーション豊かな給食が用意されていました! また、エリアごとに置かれている給食が違うので、「次はどんなものがあるんだろう?」と、本当に飽きることがありませんでしたよ!

 今回、私が特に気に入ったのは、「酢飯オニギリ」です! 地元・湘南で収穫されたお米を使っているらしく、食べてみるとすごくお米が甘いんです。また、梅干も用意してくれていたので、お酢のパワーで疲労も吹っ飛びました! 思わず、オニギリを2個も食べちゃいましたよ(笑)。酸っぱさと甘さが身体に染みわたり、「お米って、こんなに美味しいんだ!」と改めて実感。走っているからこそ味わえる「米の味」に感動しました! コースサイドの相模湾を眺めながら、オニギリをいっぱいほお張り、「これだけで走った価値があるな~」と、まだゴールしていないのに感慨にふけっていました(笑)。

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