シンプルだけど奥深い、パラスポーツ「ボッチャ」の魅力は生観戦で (5ページ目)

  • 星野恭子●取材・文 text by Hoshino Kyoko
  • photo by Murakami Shogo(人物)、 AFLO SPORT(競技)

 今大会は2020年東京大会も見据え、観戦初心者にもうれしい工夫がされている。会場はボールの色の違いがわかりやすい緑色の特設コートを1コートのみ作り、コートをぐるっと取り囲むように仮設席が設置され、臨場感あふれるプレーが楽しめる。さらに場内には実況解説放送も流される。選手のプレーに影響しない範囲で、「1球の意図」や「技のすごさ」などが解説される予定だ。

 ボッチャは頭脳戦だけに、「静かに観戦」というイメージがあるが、実は、「野球やサッカーのように好プレーには歓声や拍手などで盛り上がり、選手を乗せてほしい」と村上氏は願っている。今大会は観客席で飲食も可能で、皆でワイワイ応援しながら、スポーツ観戦としての醍醐味も味わってほしい。

<大会名:2017ジャパンパラボッチャ競技大会>
日程:11月18日(土)~19日(日)
会場:武蔵野総合体育館(武蔵野市吉祥寺北町5-11-20)
観戦サービス: 実況解説放送、体験会(サブアリーナにて終日)、
会場内で出店あり(アリーナ内も飲食可)
インターネット中継: 大会サイトからネット配信の視聴可能 (Ustreamにて)
詳しくはこちら>>http://www.jsad.or.jp/japanpara/boccia/

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