【ミラノ五輪】カーリング女子日本代表には大きなアドバンテージがある 2大会連続メダルのロコ・ソラーレが徹底分析 (2ページ目)
吉田 うちらの時はコロナ禍で試合数が少なかったので単純に比較はできないけれど、終わってみれば、ファイナルの舞台に立ったのは、最終予選からオリンピック出場を決めた2チーム(イギリスと日本)だった。
鈴木 結果的には(五輪前の)12月にプレッシャーのかかる試合ができてよかった。だから今回も、日本にとって最終予選を戦ったことはプラスに働くと思っています。
【下ブレが小さいスイスは間違いなく強い】
――続いて、日本と対戦する出場各国についても教えてください。2月12日(現地時間、以下同)の初日は、スウェーデンとデンマークと対戦。その後、3戦目は14日に優勝候補のスイスと対戦します。
吉田 スウェーデンも(日本チーム同様)すごくピーキングがうまいチームです。
鈴木 シーズンによっては、「あれ? 今年(のワールドツアーで)は全然ポイントがないんだな」という印象があっても、気づけばオリンピックでは必ずメダルを持っている。自分たちのライフイベントとカーリングとのバランス、そのコントロールがすごくうまい気がします。
吉田 今季も(スウェーデン代表チームの)世界ランキングはそこまで高くないし(12位。2月1日現在)、(ツアーなどで)こなしてきた試合数も多くない。
鈴木 そうそう。でもそれが、オリンピックシーズンにおける"あえて"のスケジュールだったらちょっと怖い。
吉田 デンマークも今年に入って調子を上げてきた印象があります。
鈴木 ここ1カ月の間に、パース(スコットランド)とカールスタッド(スウェーデン)の2大会を勝っているのはすごい。私たちもカールスタッドの決勝でしっかり負けたし......。ほんと、強かったです。試合勘をしっかりキープしたまま、イタリアに入っていけるはずです。
吉田 スイスは、間違いなく強いです。
鈴木 どのチームも「今日は調子悪そうだな」という日があるけれど、スイスにはそれがあまりない。下ブレがいちばん小さいチームだなって思います。
吉田 気になって調べたら、スイスは全然点を取られてないんだよね。うちらも含めて、どのチームも大きなスコアを取れていない。
鈴木 これはあくまでも私の感覚なんだけど、ちょっとミスが出るなっていうのが、2エンド目くらいまでなんだよね。
吉田 あ~、最初の往復(※2)だけね。
※2=カーリングは「シート」と言われるプレーエリアの両端にターゲットとなる円(ハウス)があるため、エンドごとに向きを変えて同じ場所を往復する。
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