石井寛子×角田夏実対談 ふたりの女王が意気投合 試合前のルーティン、「願いを叶えてくれた」アイテムとは (5ページ目)
【願いを叶えてくれたアイテム】
――そのお守りはどんなものなんですか。
角田 数珠みたいなものです。試合ではつけることができなんですが、いつも持っているものがあります。この数珠は毎年父親に買ってもらっています。昔、買ってもらったものがあったんですが、そこから調子がよくなったから、それからずっと試合では同じものを持っていくと決めています。私にとってパワーストーンです。
石井 興味あります。
角田 最初は父親がつけていたんですよ。私も買ってもらっていたんですけど、私が初めて学生で優勝したときに、父親がめっちゃ喜んで家に帰ったら、何も触っていないのにそれがパラっと取れたらしいんですよ。
石井 それはすごい!
角田 父から「願いが叶ったね」と。そこからずっと買ってもらっています。
石井 そういう話、私もすごく好きです(笑)。またぜひ、いろんな話をしたいです。
スペシャル対談 後編はこちら>> 『引退や結婚・出産に揺れる胸の内 恋愛事情も明かす』
【Profile】
石井寛子(いしい・ひろこ)
1986年1月9日生まれ、埼玉県出身。中学時代は陸上に励み、高校から自転車競技を始める。大学1年からナショナルチームにも在籍。大学4年時にACCトラックアジアカップのケイリンで優勝する。数々の世界大会で活躍し、2013年にガールズケイリンデビュー。初年度からガールズ最優秀選手賞に輝き、2017年にはガールズグランプリで優勝を飾る。2024年12月にガールズグランプリ11回目の出場で2度目の優勝を果たした。
角田夏実(つのだ・なつみ)
1992年8月6日生まれ、千葉県出身。父親の影響で小学2年から柔道を始める。2013年、大学3年時に全日本体重別選手権大会の52kg級で優勝を果たすと、主要な大会で好成績を残し始める。2019年から48kg級に階級をおとし、2021年に世界選手権で初優勝すると、2022年、2023年も制覇する。2024年のパリ五輪では金メダルを獲得し、団体戦では銀メダル獲得に貢献した。国際大会のグランドスラムでは6度優勝を果たしている。
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