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【大相撲】通算連続出場回数歴代1位の玉鷲の「料理・絵画・手芸」の世界 土俵外では多彩なクリエイター

  • 飯塚さき●取材・文 text by Iizuka Saki

お手製のクリスマスケーキを手にする玉鷲 写真/本人提供お手製のクリスマスケーキを手にする玉鷲 写真/本人提供

大相撲・玉鷲インタビュー 後編

2024年9月場所、通算連続出場回数で歴代1位に躍り出た角界の"鉄人"・玉鷲。土俵上では激しい突き押しで魅せる玉鷲だが、実は手先が器用で、料理に手芸、DIY、はたまた絵画まで、趣味としてこなす。
そんな関取の趣味の世界を、写真付きで紹介していただいた。

前編〉〉〉"鉄人"玉鷲 これまでの歩みとその相撲哲学

【アニメに出てくる料理を再現】

――手先が器用で、料理や手芸とさまざまな趣味のある関取。最近、趣味の時間は作れていますか。

玉鷲 最近は、特に料理にハマっています。見た目だけじゃなくて、味付けも安定させたい。いろんな調味料を買って、こだわっています。この間はIKEAのミートボールを再現しようと思って、ソースを研究しました。ただのマスタードじゃないなあとか。あとは家でピクルスを作ってみました。消毒した瓶に、いろんな野菜を漬けてみています。

――食べたものを再現してみるのはすごいですね。ほかに、何かレシピを参考にして作ることもありますか。

玉鷲 はい、もう興味があるので、暇さえあればレシピ動画を2~3時間くらいずっと見ています。あと、ネズミのシェフが出てくるアニメ『レミーのおいしいレストラン』、知っていますか? あのアニメの最後に出てくる野菜料理を完璧に再現してみました。楽しいんですよ、こういうの。

――ジブリ飯みたい。料理のジャンルは何でも作るんですよね。

玉鷲 そうですね、スープ、炒め物、蒸し料理、揚げ物と、いつもなるべく回すように作っています。最近は、上から砂糖をかけた揚げパンとか、ズッキーニとにんじんとサツマイモにトマトソースをかけたオーブン焼き、パンから作ったフルーツサンドとか、いろいろ作っていますね。調理器具も、鍋とかなんでもついいろいろ買っちゃいます。

ハロウィン仕様のグラタンパン 写真/本人提供ハロウィン仕様のグラタンパン 写真/本人提供アニメに出てくる野菜料理を再現 写真/本人提供アニメに出てくる野菜料理を再現 写真/本人提供スイーツもお手のもの。手がけた料理は数知れず  写真/本人提供スイーツもお手のもの。手がけた料理は数知れず  写真/本人提供

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著者プロフィール

  • 飯塚さき

    飯塚さき (いいづか・さき)

    1989(平成元)年生まれ、さいたま市出身。早稲田大学国際教養学部卒業。ベースボール・マガジン社に勤務後、2018年に独立。フリーのスポーツライターとして『相撲』(同社)、『大相撲ジャーナル』(アプリスタイル)、Yahoo!ニュースなどで執筆中。2019年ラグビーワールドカップでは、アメリカ代表チーム通訳として1カ月間帯同した。著書に『日本で力士になるということ 外国出身力士の魂』、横綱・照ノ富士の著書『奈落の底から見上げた明日』では構成・インタビューを担当。2024年1月3日、TBS『マツコの知らない世界 新春SP』に貴景勝らと出演し、ちゃんこをはじめとする絶品「相撲メシ」を紹介した。

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