さばいどる・かほなんのワイルドキャンプに欠かせない "7つ道具"。「ロマンも大事にしてます」

  • 辻 歌●取材・文 text by Tsuji Uta
  • 村上庄吾●撮影 photo by Murakami Shogo

さばいどる・かほなんインタビュー中編
「ワイルドキャンプの7つ道具」

サバイバルするアイドル「さばいどる」として活躍中のかほなん。YouTube『さばいどるチャンネル』では、食料調達から家具作りまで自給自足するなど、ハードなキャンプスタイルを発信している。そんなワイルドキャンプをしている理由は、夢の無人島生活を実現させるため。「数少ない道具だけでも、自由な発想で使いこなせば、大抵はなんとかなる」というたくましい彼女の、欠かせない"7つ道具"を教えてもらった。

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(1)1本で野外生活全般をまかなう!「さばいどるナイフ」

かほなんオリジナルの「さばいどるナイフ」。今秋発売予定かほなんオリジナルの「さばいどるナイフ」。今秋発売予定この記事に関連する写真を見る

かほなん 私の場合、ナイフをいっぱい持って行くのではなくて、1本で生活をするというスタイル。だから、薪割りも料理もできて、魚がさばけて、というのが必須条件。枝払いや狩猟した動物の解体にも使います。その条件をかなえるため、職人さんにほしい機能やデザインをオーダーして、オリジナルの「さばいどるナイフ」を作ってもらいました。

 今使っているのは、その第4弾。夢である無人島生活に向けたナイフなので、海のそばで酷使することを想定。潮風にさらされてもサビにくいオールステンレス製で、汚れが落としやすい刃とハンドルが一体型のデザイン、研ぎやすさ......などを職人さんと相談して完成させました。

 この第4弾は、「Asurah Knives(アスラ・ナイブス)」という新進気鋭のナイフメーカーで制作してもらいました。この秋に販売も予定しているので、お楽しみに!

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(2)白飯、カレー、ピザ...いろいろ作れる万能クッカー!「飯盒(はんごう)」

「飯盒(はんごう)」。かほなん私物はキャプテンスタッグのもの「飯盒(はんごう)」。かほなん私物はキャプテンスタッグのものこの記事に関連する写真を見る

かほなん キャンプで使う調理器具・クッカーは、いろんな種類が出ています。そのなかで、好きすぎるのが兵式飯盒。上から見たらソラマメのような形をしている、昔からあるタイプです。昔からあって、今まであるものは、いいものだと思います。一周してコイツが一番いいんだぞって、私は世の中に唱えています(笑)。

 愛用している理由は、まず見た目がカッコいい!というのもありますが、とにかく万能なんです。飯盒は、本体、中蓋、外蓋という3つのパーツで構成されていて、それぞれを活用することで、使い道がどこまでも広がります。一人分のご飯なら、中蓋でお米を炊きながら、本体で汁物やカレーを作って......といった同時調理が可能。フライパンや蒸し器にもなるし、フタはお皿がわりになるし。私は、焚き火の上に横向きに置いて、ピザを温めたこともあります。

 特性を知れば知るほど、いろんな使い方ができる。奥が深いです。「これが正解」という使い方がないので、自分で発見してやっていくことが楽しいです。

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