マムシ捕食、買った山での雪中キャンプ...。さばいどる・かほなんの忘れられないサバイバルは?

  • 辻 歌●取材・文 text by Tsuji Uta
  • photo by Kahonan, Murakami Shogo

さばいどる・かほなんインタビュー後編
「忘れられないサバイバルキャンプ3選」

「無人島生活」という夢を叶えるため、サバイバルスキル向上を目指してさまざまなキャンプに挑んでいる、かほなん。いわゆる「アイドル」とはひと味もふた味も違うその様子は、YouTube『さばいどるチャンネル』でも大きな評判を呼んでいる。自らの成長のため、貪欲にアウトドア体験を重ねるかほなんにとって、思い出深いキャンプとは? なかなかマネはできそうにないが、そのたくましさに憧れずにはいられない、豪快エピソードが次々と繰り広げられた!

【忘れられないキャンプ1】サバイバルスキル強化に向け山を購入! 自分の山で、初キャンプ(2020年4月)

自ら購入した山でキャンプするかほなん自ら購入した山でキャンプするかほなんこの記事に関連する写真を見るかほなん 2年半ほど前、無人島生活をするためのスキルを磨くためは、どうすればいいのかと真剣に考えました。それで、自分の山があったら自由に勉強できるという結論に至り、山を購入したんです。自分の山なら、重機を使って整地できるし、チェンソーで木を切れるし、家みたいなシェルターだって作れると思って。

 その山で、ワクワクしながら迎えた、1泊2日のソロキャンプ。タープつきのハンモックで就寝、爆睡......したのですが。朝起きたら、一面の銀世界だったんです。どうりで寒いわけだと。その山は標高1000m以上あって、すごく寒いんですよ。行ったのは4月初旬で、雪は降らないだろうと思っていたけど、めっちゃ降って。自然ってこんな世界なんだなと、強烈なインパクトが残りました。

 実はその時、雪のなかでのキャンプも初めてでした。火が起こしにくかったり、薪が濡れて大変だったり、失敗しながら学びましたね。「雪がきれいだな」というより「雪降ったわ、マジか、なんとかせな」みたいな。そっちでしたね。早く火を起こさないと寒い。自分の山でのキャンプという浮かれた気持ちを、一気に雪が持っていきました(笑)。

焚き火を使って調理した炊き込みご飯や手羽先など焚き火を使って調理した炊き込みご飯や手羽先などこの記事に関連する写真を見る寝泊まりはハンモッグで寝泊まりはハンモッグでこの記事に関連する写真を見る



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