マヂラブ野田クリスタルがマッチョになって達成した目標とは「筋肉は盆栽」 (3ページ目)

  • text by Sportiva
  • 木鋪虎雄●撮影 photo by Kishiku Torao

――筋トレはケガのリスクもあると思いますが、そのあたりも考えたトレーニングをしているのでしょうか。

 大事なのはアップをしっかりすることと、無理な重量を使わないこと、それから体調を整えて行なうことですね。その3つがそろっていれば、多少フォームが悪くてもケガはしないと思います。

――ケガをしたから対処法がわかってきたということはありますか。

 そうですね。何年もケガとずっと付き合ってきましたから。なんでケガしたんだろうとか、このケガはどうしたら治るんだろうとか悩んでいて、ジムのトレーナーさんとも話をしてきましたし、何度も整形外科に行きましたし、ずっと調べ続けてきました。筋トレはとんでもなく調べることが多くて奥が深いですね。

――マッチョになったことによって、よかったことはどんなことですか。

 誰かに絡まれることはもう一生ないでしょうね。やばそうな人も俺を見て、目を背けますからね。あと温泉の水風呂で頭から水をかぶった時に、周りにいた子供たちが、「おー」と感心してましたね。

――優越感に浸れることが多いんでしょうか。

 でもマッチョな体型は、恥ずかしいと感じることもありますね。「マッチョが来た」って思われているんだろうなって感じます。変な衣装を着ているような感覚になることもありますからね。僕の周りにも意外にそう思う人が多いですよ。照れちゃうというか。まあ面白い体だなとは思いますが。

――お笑い芸人の中にはマッチョな人がたくさんいますが、なぜ芸人さんはマッチョを目指す人が多いのでしょうか。

 やった分だけ成果が出るからですね。そこはお笑いにはないので、それがうれしくて仕方ないんでしょうね。お笑いの勉強や努力なんて、そもそもそれが勉強かどうかも怪しいですよね。筋トレはやるべきことがわかりやすいので、いいですよね。追い込めば誰だって筋肉はつくので、やる気と比例します。お笑いはやる気や努力と面白さが比例するわけじゃないですから。

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