2018.02.16

「韓国+北朝鮮」を撃破した
スマイルジャパン。その勢いを残り2戦に

  • 栗原正夫●文 text by Kurihara Masao photo by JMPA

 オリンピック13試合目でようやく掴んだ勝利。これまで出場した2度の五輪(1998年長野、2014年ソチ)で、いずれも5戦全敗だった女子アイスホッケー日本代表スマイルジャパンが、3度目の出場となる平昌五輪で待ちに待った五輪での初勝利を挙げた。

 初戦のスウェーデン戦、2戦目のスイス戦と、接戦を演じながらも惜しくも競り負け、決勝トーナメント進出を逃したスマイルジャパン。14日に行なわれた3戦目は、同じく2連敗の韓国と北朝鮮の合同チーム「コリア」に4-1で勝利を収めた。

コリア戦で初勝利をあげ、ホッとした表情のスマイルジャパンのメンバー 会場はこれまでと同じ関東ホッケーセンター。だが、相手は地元コリアということで、過去2戦で目立っていた空席も埋まり、さらにスタンドには北朝鮮の"美女応援団"も姿を見せるなど、この日は少し雰囲気が違った。そんなアウェーで戦前の予想通りに勝ち切ったことは、次につながる一歩になったといえる。

 ともに予選ラウンド初勝利を狙う両チームだったが、序盤、硬さが目立ったのはコリア。そこを日本が見逃さなかった。

 日本はスイス戦のメンバーからGK藤本那奈(28歳、ボルテックス札幌)を小西あかね(22歳、SEIBUプリンセスラビッツ)に替え、スイス戦で出場停止だったFW浮田留衣(21歳、ダイシン)も戻ってきた。

 第1ピリオド1分7秒、浮田、FW床秦留可(とこはるか/20歳、SEIBUプリンセスラビッツ)とつなぐと、ゴール裏に入った床のパスから、最後はエースのFW久保英恵(35歳、SEIBUプリンセスラビッツ)がスイス戦に続くゴールを決めて先制する。