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「韓国+北朝鮮」を撃破した
スマイルジャパン。その勢いを残り2戦に (3ページ目)

  • 栗原正夫●文 text by Kurihara Masao photo by JMPA

 国際大会で登録メンバーは23人のところ、コリアは23人の韓国チームに北朝鮮の選手が12人も加わり、35人で編成されていた。たとえ各試合の登録メンバーが他国と同じ22人(23人から控えGK1人が外れることが多い)で、北朝鮮の選手が実際にプレーした時間が少なかったとしても、試合を重ねれば疲労も溜まる。公平性を欠くという点で大いに疑問だったことは間違いない。

 結果的にコリアが3連敗したため大きな問題にはならなかったが、勝負に影響が出るような状況であれば話は違ったはずである。

 話をスマイルジャパンに戻すと、これで予選ラウンドの3試合は終わったが、18日からの5位から8位までを決める順位決定戦2試合を残している。18日にはまずOAR(ロシアからのオリンピック選手)対スイス、フィンランド対スウェーデンの準々決勝の敗者のどちらかと対戦。そこに勝てば5位をかけて、負ければ7位をかけて、20日に最終戦に臨むことになる。

 スイスやスウェーデンとの再戦も考えられるが、課題を挙げるなら、やはり決定力だろう。

 この日のコリア戦では、スウェーデン戦やスイス戦以上にいい攻撃の形を作り、相手の13本に対し44本のシュートを放ったが、決めるべきところで決め切れなかった印象も強く残った。残り2試合で勝利を手にし、1つでも上の順位で終えるには、失点を最小限に抑えて、決めるべきところで決め切る必要がある。

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