【アイスホッケー美女】日本人初の
NWHL選手・藤本那菜の素顔は?
昨年10月に産声を上げた、世界初の女子アイスホッケープロリーグ『NWHL(National Women's Hockey League)』。この新リーグで、ひとりの日本人選手がプレーしている。アイスホッケー女子日本代表、通称"スマイルジャパン"の一員でもある、GK藤本那菜(ニューヨーク・リベターズ)だ。彼女が新リーグでプレーするに至った経緯とは。そして彼女が目指す場所とは――。
NWHLニューヨーク・リベターズでプレーする藤本那菜――いきなりですが、「AKB48の小嶋陽菜さんに似ている」と言われませんか?
藤本那菜(以下:藤本) いえいえいえいえ。もしかして、ちょされてますか?
――ちょされてる? 方言ですか?
藤本 すみません、北海道弁ですね(笑)。「からかってますか?」って意味です。
――いえいえ。ではさっそく、藤本選手の経歴からお聞きしたいのですが、競技を始めたのは小学1年なんですね。
藤本 はい。父がアイスホッケーを子どものころにやりたかったけど、できなかったらしくて。「自分の子どもには絶対にやらせたい!」と思ったようです。なので、いつの間にかリンクの上にいたというか、気づいたらアイスホッケーを始めていました。
――そこから、メキメキと頭角を現していった。
藤本 それが私、運動神経が全然なくて......。サッカーをすれば、ボールを踏んでこける。ドッジボールをすれば、ボールを顔面でキャッチする、という(笑)。アイスホッケーも残念ながら壊滅的に才能がなくて。小学生時代は男女混合で、AリーグとBリーグにレベル分けがされていたんです。だいたい4年生になるとAリーグに昇格するんですが、私は4年生になってもBリーグのまま。キーパー以外のすべてのポジションをやったんですけど、どこをやってもかんばしくなくて......。すると、ちょうど5年生になったとき、チームにキーパーがいなくなったんです。キーパーがいないと試合ができないので、私がキーパーになったという流れで(笑)。さすがに父も、キーパーでも芽が出なかったらアイスホッケーをやめさせようと思っていたらしいですね(笑)。
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