2014.02.07

【スピードスケート】調子は上々。小平奈緒がメダル有力候補に名乗り

  • 折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi
  • photo by JMPA/Noto Sunao

 2月5日にアドレルアリーナで行なわれた、スピードスケート2回目の記録会で、女子500mに出場した小平奈緒は、今季W杯ランキング4位でバンクーバー五輪2位のジェニー・ウルフ(ドイツ)をバックストレートで追い詰めると、37秒93でゴールし、2日前の記録会1位の王北星(ワン ベイシン/中国)の記録を0秒08上回る記録を出した。

メダル獲得の可能性を感じさせる滑りを見せた小平奈緒 このタイムは同リンクで、昨年3月に行なわれた世界距離別選手権の2本目で自身が出した38秒25を大きく上回った。その時の大会の記録と比較すれば、1本目では2位、2本目では3位に相当するものだ。

「私もそうだったけど、彼女も数字を出したかったのだと思います。国内の壮行会のあとで室伏広治さんが小平に『もうふるいにかけ始められているからね』と話してくれたんです。何人かのメダル候補たちは大会が始まる前にふるいにかけられ、ダメな人は勝手に落ちていくものだと。そういう意味ではメダル圏内に引っかかっていることがすごく大事になるから、彼女もここで数字を出してその位置にいることを確認しておきたかったんだと思うんです」

 こう話す結城匡啓コーチは、記録会の前には38秒1台が出ればいいと考えていたという。38秒2になってしまえば、何か対策を考えなくてはいけないと思っていたが、予想を超える記録が出た。

 100m通過も10秒6を想定していたなかで、結果的には100mを10秒42で通過し、100mが速かった分だけゴールタイムが良くなったのだ。