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【スピードスケート】ソチ五輪代表決定。男女ともにメダル獲得への期待大 (2ページ目)

  • 折山淑美●文 text by Oriyama Toshimi
  • 能登直●撮影 photo by Noto Sunao(a presto)

 また、バンクーバー五輪で銀メダルを獲得したチームパシュートも、小平と穂積雅子が抜けて経験者が39歳の田畑真紀だけになったが、W杯開幕戦のカルガリーでは菊池彩花、高木菜那と組んで2位になっている。

 その後の2レースでは4位、6位と順位を落としたが、田畑は「個人のレースもあって疲労が溜まっている中での結果。選手の力の差が大きい国もあるが、それに比べると日本は力の差がなくまとまっている強みもあるし、夏から一緒に合宿をして、口に出さなくても分かり合えるようなチームワークもあるので」と、本番でも戦える手応えを持っている。

 現在のW杯ランキングは4位で、1回戦は最近この種目に力を入れてきている日本と同タイプの韓国で、準決勝は順当なら3戦3勝でランキング1位のオランダという厳しい組み合わせに。W杯出場組の3人に押切美沙紀を加えた4人での戦いになるが、メダルへの条件は全員がきっちりと体調をレースに合わせて臨むこと。まずは4人が出場する、個人の1500mの滑りに注目だ。

 男子に関しては、メダル期待となると新たな顔が登場したとはいえない代表メンバーである。しかし、その中で最も有望なのは、前回のバンクーバー五輪500mで銀メダルを獲得した長島圭一郎と銅メダルの加藤条治だろう。

【男子代表】
長島圭一郎(500m)
加藤条冶(500m)
及川佑(500m)
上条有司(500m)
山中大地(1000m)
近藤太郎(1000、1500m)
ウィリアムソン師円(5000m)

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