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【フィギュア】復帰1年で世界女王のアリサ・リュウが語る「16歳での引退」「人生の優先順位」「恋しかった疾走感」 (5ページ目)

  • 野口美恵●取材・文 text by Noguchi Yoshie

【内向的? 外交的? 自己分析は...】

ーースケートは人生の一部に過ぎないということですが、スケート以外に挑戦したい夢はありますか?

 もっと真剣に服作りをやってみたいですね。でも、スケートの衣装ではありません。スケート衣装の素材を扱ったことがないですし、上手に作れるかわかりません。

ーー自分の性格をどう分析していますか?

 私の性格ですか。難しい! MBTI(性格診断テスト)は知っていて、ENFP(運動家、エネルギッシュな冒険者)です。Eが外向型、Nが直観型、Fが感情型、Pは知覚型。自分自身としては内向的な性格だと思っているのですが、外交的なのでしょうか(笑)。

ーー数日後には、またスケートから離れたくなり、引退してしまう可能性はありますか?

 今の気持ちは安定しています。よほど、世界が終わるようなクレイジーなことが起きたらわかりませんが。実際のところ、スケートをやめるつもりはないですし、本当にスケートが好きで、今は楽しんでいます。

後編につづく>>

<プロフィール>
アリサ・リュウ/2005年、アメリカ・カリフォルニア州生まれ。2019年、史上最年少の13歳で全米選手権を優勝。2021−2022シーズンにシニアデビューし、北京五輪6位、世界選手権3位。直後の2022年4月、当時16歳で引退表明。その後2024−2025シーズンに現役復帰し、世界選手権で優勝を果たす。

著者プロフィール

  •  野口美惠

    野口美惠 (のぐち・よしえ)

    元毎日新聞記者。自身のフィギュアスケート経験を生かし、ルールや技術、選手心理に詳しい記事を執筆している。日本オリンピック委員会広報としてバンクーバーオリンピックに帯同。ソチ、平昌、北京オリンピックを取材した。主な著書に『羽生結弦 王者のメソッド』『チームブライアン』シリーズ、『伊藤みどりトリプルアクセルの先へ』など。自身はアダルトスケーターとして樋口豊氏に師事。2011年国際アダルト競技会ブロンズⅠ部門優勝。

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