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『メダリスト』声優・春瀬なつみのフィギュアスケート愛がさく裂「生まれ変わったら鈴木明子さんみたいに...」 (2ページ目)

  • 小宮良之●取材・文 text by Komiya Yoshiyuki
  • 能登 直●撮影 photo by Noto Sunao(a presto)

【五輪の演技を見て滑らずにはいられないって】

ーー2006年トリノ五輪でフィギュアスケートと出会い、高橋大輔さんや浅田真央さんらが活躍した2010年バンクーバー五輪から本格的に虜になったそうですね。

春瀬なつみ(以下同) バンクーバー五輪を見て、滑らずにはいられないって思いました。香川県の実家にいた時で、当時は学生でしたが、スケートリンクに行くのにお小遣いをつぎ込んでいました(笑)。

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ーーリンクに通っていたんですか?

(『メダリスト』に登場する)明浦路司先生やいのりちゃんみたいに、最初は習っていたわけではなく、自主練習で。電車でリンクに通っていました。貸し靴の一般滑走で、ひとり黙々と練習していました。とにかくやってみたいって、それだけスケートに魅力を感じたんです。選手になれるとは思っていなかったですけど、"氷の上ってどんな感じ? 体験してみたい!"って。スピンで3回くらい回って......スピンもどきですけどうれしくて。何回も転げながら、あざもいっぱいつくりました(笑)。

ーーその後も続けたんですか?

 地元では2年ほど続けていたんですが、東京に出てからはひとり暮らしで、声優の養成所に通い、生活費も稼がないといけなくて。貧乏だったので、とてもリンクには通えませんでした。だからこそお金をためて、一番安い席を買ってスケートを見に行っていましたね。

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