「ずっと好きでした!」声優・春瀬なつみが憧れのフィギュアスケーターに告白? 大号泣した演技も明かす
フィギュアスケート愛を語った声優の春瀬なつみさんこの記事に関連する写真を見る
新感覚アイスショー『滑走屋』が3月8〜9日、広島市のひろしんビックウェーブで幕を開ける。座長である高橋大輔を中心に、7人のメインスケーターと19人のアンサンブルスケーターを合わせ、総勢26人が重なり合いながら、氷上を華麗に舞う。生命の輝きがほとばしるような物語を紡ぎ出すーー。
その『滑走屋』で応援団長を務めるのが声優、春瀬なつみだ。春瀬は、フィギュアスケートを題材にした人気アニメ『メダリスト』(テレビ朝日系/原作つるまいかだ・講談社)の主人公、結束いのりの声で注目を浴びる。
自身も学生時代からスケートリンクに通って我流で滑ってきたといい、競技ファンとしてはノービスからスケーターに注目する春瀬。そんなフィギュアスケート愛に溢れた彼女だからこそ、明浦路司コーチと一心同体でメダルを目指す少女フィギュアスケーター、いのりとの相性も最高だ。
「原作のつるまいかだ先生がおっしゃっていてハッとしたんですが、スケートって一回の試合にかける集中力がすごく必要で、声優も本番にすべてを出しきらないといけない。だから、集中力の点では似ているんじゃないかって思います」
春瀬は透き通った声で言う。いのりは"スケートを生きる"ように必死に滑る。そのキャラクターは春瀬の純粋さにも通じる。
「いつかやってみたいのが、フィギュアスケートの会場で『○○番、○○さん、○○大学(〇〇FSC)』というアナウンスです!」
彼女は満面の笑顔を浮かべる。心底、フィギュアスケートが好きなのだろう。
今回は、開幕前夜の『滑走屋』応援団長として、『メダリスト』の声優として、その両面からフィギュアスケートを語ってもらった。
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著者プロフィール
小宮良之 (こみやよしゆき)
スポーツライター。1972年生まれ、横浜出身。大学卒業後にバルセロナに渡り、スポーツライターに。語学力を駆使して五輪、W杯を現地取材後、06年に帰国。著書は20冊以上で『導かれし者』(角川文庫)、『アンチ・ドロップアウト』(集英社)など。『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューし、2020年12月には『氷上のフェニックス』(角川文庫)を刊行。パリ五輪ではバレーボールを中心に取材。