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島田麻央「あとひとつ上を目指す」女王の座へ成長誓う まずは世界ジュニア選手権3連覇を狙う (3ページ目)

  • 折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi
  • 能登 直●撮影 photo by Noto Sunao(a presto)

【女王・坂本花織超えに挑む】

 ジュニア移行の2022−2023年以来、国際大会ではすべて勝ち続けてきた島田だが、ロシア勢不在のなか、モチベーションの維持も難しかっただろう。今回、大技2本は失敗したものの、ジャンプはノーミスで滑る好調時のスケートに戻せて納得の結果が得られたことは、大きな収穫だ。

 来年の全日本優勝を目指すということは、世界女王の坂本を上回るということだ。それを口にする"欲"を持ったことは、島田をさらに成長させるはずだ。2月に狙う世界ジュニア選手権3連覇は、次のステージへの大きなステップになる。

著者プロフィール

  • 折山淑美

    折山淑美 (おりやま・としみ)

    スポーツジャーナリスト。1953年、長野県生まれ。1992年のバルセロナ大会から五輪取材を始め、夏季・冬季ともに多数の大会をリポートしている。フィギュアスケート取材は1994年リレハンメル五輪からスタートし、2010年代はシニアデビュー後の羽生結弦の歩みを丹念に追う。

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