本田真凜は『ワンピース』ビビ役で表現力アップを誓う「期待して待っていてください!」 (2ページ目)

  • 山本夢子●取材・文 text by Yamamoto Yumeko
  • 能登 直●撮影 photo by Noto Sunao(a presto)

【妹・望結の演技に刺激】

ーー今年の公演で力を入れたいところはありますか?

 去年の公演が終わった時には本当に100%満足したという感じでしたが、いろんな映像を見返してみると、(望結が演じる)ナミが全公演で涙を流しているのがやっぱりすごいなと思いました。最後の公演は、めちゃくちゃ涙を流しながら表現しているナミを見て、私自身もつられるように涙が出てきたんです。

 自分も(客席から)涙が見えないとかそういうことはまったく考えずに、ビビちゃんが涙を流して訴えるようなシーンでは、すべて表現できるようにしたいなというのが今年の目標です。

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ーー「ビビは悲しい、つらい気持ちのほうが多い」とおっしゃっていましたが、楽しい気持ちになるシーンはどんなところでしたか?

(宇野昌磨が演じるルフィら麦わらの一味の)みんなの熱戦はビビのために頑張ってくれているんだ、というのを特等席で見られるシーンがすごくうれしい瞬間ですね。それ以外だと、ビビは基本的に悲しいとか、怒りとか、そういう感情の部分が多いと思います。

ーービビのアラバスタ国民に対するスピーチからラストへ向かうシーンは感動的です。この場面はどういうふうに演じようと考えているのでしょう?

 あの場面は(振り付けの宮本)賢二先生も「ビビの思うがままに」というふうにおっしゃってくださっています。なので、毎回(滑る)コースや振り付けも少しずつ違うんです。自分自身でも何も決めていなくて、その時々で感じるままに演じているので、あのシーンが好きと言ってもらえるのはすごくありがたいです。

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