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りくりゅう「苦しいシーズンだった...」ネガティブになった木原龍一に三浦璃来がかけた言葉とは? (2ページ目)

  • 山本夢子●取材・文 text by Yamamoto Yumeko
  • 田中 亘●撮影 photo by Tanaka Wataru

【「いい練習」が今季の収穫】

ーー絆が深まったほかにも、今季成長できたと感じることはありましたか?

三浦 今年の四大陸選手権は準備不足で納得のいく演技ができなかったんですが、そこからどう修正したらいいかをすごく話し合って、四大陸から世界選手権までの間の6週間は本当にいい練習を積むことができました。その練習を続けていければ、結果を残せるようになるという自信をつけることができました。

ーー具体的に、いい練習とはどのような練習でしょうか?

木原 (「グランドスラム」を達成した)昨シーズンはすごくいいシーズンでしたが、練習中にミスが出てしまった時にお互い「なんでミスしたんだろう」と引きずって、練習の進みが悪くなってしまう場面が多かったんです。でも、今シーズンはミスを気にするのではなく、「じゃあどうやったらよくなるんだろう」と常にチームで話し合ってきたので、時間のロスが圧倒的に減って毎日進歩することができました。

「オリンピック前の練習のようだね」とコーチからも言っていただきましたし、いい練習の大切さというのをあらためて思い出せてよかったかなと思います。コーチから「もしふたりが万全な状態で、この6週間だけでなくシーズンを通してこういう練習ができたら、僕たちは絶対また元に戻るし、負けないよ」というお話もありましたし、僕たち自身もそれを感じました。

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