坂本花織は「オーラがある」「強さを感じる」 内田嶺衣奈アナと海老原優香アナがなりたいスケーターは?

  • 小宮良之●取材・文 text by Komiya Yoshiyuki
  • 能登 直●撮影 photo by Noto Sunao(a presto)

内田嶺衣奈×海老原優香 フィギュアスケート対談 後編(全3回)

 フィギュアスケート中継を担当するフジテレビの内田嶺衣奈アナウンサーと海老原優香アナウンサーのふたりが対談。

 後編では、世界選手権3連覇を達成した坂本花織選手を筆頭に今季の日本女子シングルを総括。「もしもフィギュアスケーターだったら?」という話題では、ふたりの個性が明らかに?

フィギュアスケートを語り合ったフジテレビの内田嶺衣奈アナ(左)と海老原優香アナフィギュアスケートを語り合ったフジテレビの内田嶺衣奈アナ(左)と海老原優香アナこの記事に関連する写真を見る

【人としての強さを感じる坂本花織】

ーー坂本花織選手は、今や圧倒的な強さです。ダイナミックな演技がトレードマークですが、何にでも成り代わるという点で、「雲や空のよう」と本人に伝えたことがあります。おふたりは、どのような印象でしょうか?

海老原優香(以下、海老原) なんにでもなれるっていう意味では、坂本選手は「水」ですかね...。氷でも、滑らかな水でも、冷たい水でも、または沸騰して蒸気になって目をくらますような......いろんな感情や思いを乗せて滑るのが上手だなと思うし、その時々でいろんな武器を見せてくれるので、水です!

内田嶺衣奈(以下、内田) 坂本選手は、とにかく人柄が大好きです。取材をする側からしても、いつ会っても笑顔で、"坂本花織"という像が変わらない。

海老原 オーラがありますね!

内田 そう、本当に変わらないイメージ。いろんな挑戦をして、うまくいかなくて苦しんでいる時もあるけど、そこでも根っこには強さがあって。どんなに苦しい時も前を向いて取り組む姿勢で、人としての強さを感じる選手だなって思います。

海老原 前向きですよね。

内田 坂本選手は、観客席の盛り上がりをパワーに変えるのがうまいなとも思います。今や「世界の坂本」で、名前のコールだけで大歓声。カナダのモントリオールに取材へ行った今回の世界選手権の会場でも、人気も知名度もある選手だけに、すごかったです。

 演技終わりの歓声を聞いていると、みんなが"演技に満足しているよ。ありがとう。いいものが見られた!"っていうテンションで拍手しているんですよ。その空気感を味方につけるだけでなく、坂本選手自身の演技を届けたいって気持ちも見えて、ファンの皆さんと気持ちを交換するのも上手な選手だと思います。

1 / 3

プロフィール

  • 小宮良之

    小宮良之 (こみやよしゆき)

    スポーツライター。1972年生まれ、横浜出身。大学卒業後にバルセロナに渡り、スポーツライターに。語学力を駆使して五輪、W杯を現地取材後、06年に帰国。著書は20冊以上で『導かれし者』(角川文庫)、『アンチ・ドロップアウト』(集英社)など。『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューし、2020年12月には『氷上のフェニックス』(角川文庫)を刊行。

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る