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本田真凜、世界選手権でりくりゅうペアに注目 アイスダンスの練習にのめり込んだ経験も語る  (2ページ目)

  • 小宮良之●取材・文 text by Komiya Yoshiyuki
  • 立松尚積●撮影 photo by Tatematsu Naozumi

【"スケートがうまい"と思う選手は?】

ーー本田さんは現役時代、表現力に定評がありましたが、「スケートがうまい」とは何を意味するのでしょうか?

本田真凜(以下同) 「スケートがうまい」と「踊りがうまい」というのはちょっと違います。スケートがうまいというのは、たとえばカロリーナ・コストナーさんとか、エッジワークからスケートを極めた方たちで、男子ではステファン・ランビエルさんもそうですね。ディープエッジ、氷の乗り方、滑る時に音がしない、とかそういうところだと思います。

ーー現在のフィギュアスケートはジャンプ全盛なところもあります。

 現在では、まずジャンプのうまさがあって、その次に踊りや表現、スケーティングスキルなのかと思います。今の時代は、エッジワークが点数に直接的に反映されにくいのかもしれません。評価のされ方も含めて、その流れはちょっとずつ変わっていくとは思います。

 身体全体を使ったダンスや踊りのうまさが特長というスケーターは、たとえば、アダム・シャオ・イム・ファ選手(フランス)。ジェイソン・ブラウン選手(アメリカ)は、ダンスもスケーティングもどちらも武器だと思います。

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