本田真凜の無垢なスケート愛 引退を決めていた今シーズンも支え合った「同期との絆」 (5ページ目)
【プロスケーターとしての新たな道】
今後も、本田はプロスケーターとして滑り続けるという。
新しいことへのチャレンジも用意があるようだが、具体的には明かさず、この日は競技者としての幕引きをかみしめているようだった。「表に出なくなっても、どこかでスケートを滑り続けているんじゃないかって」とつけ加えた。
「スケートを始めた2歳の時には、引退発表している自分の姿は想像できなかったので。この景色を伝えられたら、すごくびっくりするんじゃないかと思います!」
最後のフォトセッション、本田は少し照れながらも健やかで可憐な笑顔を振りまいていた。
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著者プロフィール
小宮良之 (こみやよしゆき)
スポーツライター。1972年生まれ、横浜出身。大学卒業後にバルセロナに渡り、スポーツライターに。語学力を駆使して五輪、W杯を現地取材後、06年に帰国。著書は20冊以上で『導かれし者』(角川文庫)、『アンチ・ドロップアウト』(集英社)など。『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューし、2020年12月には『氷上のフェニックス』(角川文庫)を刊行。パリ五輪ではバレーボールを中心に取材。
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