坂本花織は「女子選手っぽくない」無良崇人が占う全日本選手権 絶賛する注目の新星は? (3ページ目)
【それぞれのストーリーがある大会】
ーー全日本は毎年いろんなドラマがありますから、見逃せないですね。
今年が最後のシーズンという選手もいますし、念願の初出場という選手もいる。表彰台を狙う選手たちはもちろんですが、ブロック大会、東日本選手権と西日本選手権という2回の予選を勝ち抜いて上がってきた選手たちもそれぞれストーリーがあるんです。そうやってたどり着いた全日本だからこそ、みんなが力を出しきってほしい。トップ選手ばかり注目されがちだけど、全員がすごく頑張ってきた選手たちなので応援してほしいですね。
ーー最後に、出場する選手たちにエールをお願いします。
選手によってそれぞれ目標は違いますが、自分がこれは絶対やりきりたいと思う部分は絶対にクリアしてほしいなと思っているんです。自分で出しきった、やりきったと思うことで、次にステップアップするための課題が見えてきます。次に進むためにも、2023年を気持ちよく終わるためにも、最後まで諦めずに戦えるよう祈っています。
終わり
男子編<宇野昌磨か鍵山優真か...無良崇人が展望する全日本フィギュア 一番化けた選手は?>を読む
【プロフィール】
無良崇人 むら・たかひと
1991年、千葉県生まれ。フィギュアスケートのコーチをしていた両親の影響で、2歳からスケートを始める。現役時代には、GPシリーズのフランス杯やスケートカナダで優勝、2014年四大陸選手権を制覇。全日本選手権で3位5回。2018年に競技を引退し、現在はプロスケーターやコーチ、解説者として活躍している。
著者プロフィール
山本夢子 (やまもと・ゆめこ)
スポーツライター。青森県八戸市出身。5歳からフィギュアスケートを習い始め、高校卒業まで選手として各大会に参加。その後、渡米し大学を卒業、就職。帰国後は、コピーライターとして広告制作に携わる。2005年からフリーランス。現在はライターとしてフィギュアスケートの専門誌を中心に執筆中。
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