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島田麻央「私は絶対に捕まえられないぞ」新プログラムで表現した強い女性像 トリプルアクセルにも挑戦

  • 折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi
  • 能登 直●撮影 photo by Noto Sunao / Dreams on Ice 2023

「ドリーム・オン・アイス」に出演した島田麻央「ドリーム・オン・アイス」に出演した島田麻央この記事に関連する写真を見る

●課題の表現力を高めるプログラム

 6月30日〜7月2日にコーセー新横浜スケートセンターで開催された「ドリーム・オン・アイス2023」。

 初日の開幕公演、前半第1部第9滑走者として登場した島田麻央(14歳、木下アカデミー)は、レディー・ガガが歌う新ショートプログラム(SP)の『Americano(アメリカーノ)』を初披露した。

「皆さんに見てもらうことをすごく楽しみにしていたので、いい演技を見せられてうれしいです。お客さんもいて緊張する雰囲気のなかでも、すごく楽しめたのがよかったかなと思います」

 島田はそう話して笑顔を見せた。

 これまでの島田のプログラムとは雰囲気がまったく違う曲だ。振り付けは、元アイスダンスカナダ代表で、世界選手権は銀1銅2、グランプリ(GP)ファイナルを2回制したケイトリン・ウィーバー氏に依頼。「振り付けの先生にこの曲ならズボンのほうがいいと言われた」と、衣装は白いシャツに黒のパンツ姿だった。

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著者プロフィール

  • 折山淑美

    折山淑美 (おりやま・としみ)

    スポーツジャーナリスト。1953年、長野県生まれ。1992年のバルセロナ大会から五輪取材を始め、夏季・冬季ともに多数の大会をリポートしている。フィギュアスケート取材は1994年リレハンメル五輪からスタートし、2010年代はシニアデビュー後の羽生結弦の歩みを丹念に追う。

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