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羽生結弦「ここでも成長できるようにしていけばいい」。北京五輪で4回転アクセル成功へ好感触 (2ページ目)

  • 折山淑美●文 text by Oriyama Toshimi
  • photo by Kyodo News

【過去2回とは違った五輪】

「全日本選手権後は、4回転アクセルの練習をかなりやってきたけど、やはり難しいなと思いながらやっています。でも、やっぱり達成したい目標でもあるし、あとは自分自身がこの五輪で上にいくには絶対に必要だと思っているので頑張ります」

 4回転アクセルの練習について話した羽生は、初練習の感触をこう語った。

「最初のほうは緊張感もあったし、自分のなかでの氷の感触との調整もちょっとずつあったけど、最終的には集中しながら練習ができたと思っているので、いい感触だったと思います。4回転アクセルはまだ成功していないけど、こっちへ来ての感触としてはかなり浮きもいいし、回転のかけ方もやりやすいなと思いながら今日はやっていた。まずは回転しきりたいと思います」

 北京入りして最初の練習だったこともあり、「まだ思いきりやっていないという感じもあるので、ここでも成長できるようにしていけばいい」という心構えだ。羽生は「これまで2回の五輪は、『自分が練習してきたことを出しきれば勝てる』みたいな感じでやってきたけど、今回はまだまだ成長しなければいけないところがある状態での試合。五輪の舞台の緊張感は特別かなと思ってやっています」と話し、戦いへ向けての覚悟を決めている。

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