村元哉中&髙橋大輔が見せた「超進化」。全日本2位も「悔しいけど、成長は誇りにしたい」
12月25日、全日本フィギュアのフリーダンスに臨む村元哉中&髙橋大輔この記事に関連する写真を見るーー26日夜(翌日夜)の北京五輪選考発表まで、どう過ごしますか?
記者の質問に、髙橋大輔は愛嬌よく笑って答えた。
「マジでわかんないです!」
アイスダンスの北京五輪選考基準は1枠で、小松原美里・尊組と同点になっていた(日本スケート連盟が発表した4項目で2対2)。
「ふたを開けるまでわかんないというか。だから、あまり考えないように、考えても仕方がないので。今は(やってきたことを)ポジティブに捉え、(選んでいただけたらうれしいなって)思っています。それに、緊張感から解放されたので、今日はクリスマスを楽しみたいなって」
髙橋はいたずらっぽく言って、横に座った村元哉中を見つめ、笑い合った。ミックスゾーンは、朗らかな空気で包まれた。それは髙橋、村元というカップルの人柄と言えるだろう。
「メリークリスマス!」
席から立ち上がった髙橋は、人数制限で集まったメディアに対し、最後に明るく言った。村元も同じあいさつを重ねた。ふたりの呼吸は合っていた。
その冒険は、北京五輪へ続くのか。
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