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坂本花織は今年も疾走する。「もっと自分を苦しめていい結果を」 (3ページ目)

  • 辛仁夏●文 text by Synn Yinha
  • photo by JMPA/Enomoto Asami

「2020年は長く感じるのかなと思ったんですけど、めっちゃ早かったと思いました。自粛のときは1日1日を本当に長く感じて、スケートがなかったら1日がこんなに長く感じるんだなと思うくらい、いままでぶっとおしでスケートをやっていたんだとあらためて思いました。いざ滑れるようになったら、1日が足りないくらい早く感じて、もう気づけば全日本選手権が終わっている。ある意味、充実した1年だったなって思いました。

 2020年はきつくても自ら追い込めたのがよかったと思うので、2021年はもっと自分を苦しめて、いい結果につながるように頑張りたいなと思っています」

 負けず嫌いな坂本が、2022年北京五輪シーズンに向けてどう大技のジャンプに取り組んでいくのか。五輪本番までに習得できるのか。見守っていきたい。

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